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ダイヤモンドコート

キーワード解説
フッ素樹脂に人工ダイヤモンドの粒子が混ぜ込まれたコーティングのこと。フライパンや鍋等に見られる加工素材の一つ。

ダイヤモンドコートとは

ダイヤモンドコートとは、フライパンや鍋のコーティング加工で使われることがあります。下の画像の矢印の先、青い小さな粒状のものが人工ダイヤモンドの粒子です。
ダイヤモンドコート表面アップ

コーティングフライパンや鍋の本体の材質は、熱伝導のよいアルミであることが多く、その上に何層かのコーティングが重なっています。
この一番外側の層にダイヤモンド粒子を混ぜ込むことにより、フッ素樹脂コーティングの強度を高めています。ダイヤモンドコートフライパンは一般的なフッ素樹脂コーティング加工のものよりも摩擦に強いため、寿命が長く、焦げ付きにくいという特性をもっています。

ダイヤモンドコートのメリット

それでは、さらに詳しくダイヤモンドコート加工されたフライパンのメリットをみていきましょう。
特に注目したいのは、下記の3つのメリットです。

  • 食材がくっ付きづらく、焦げ付きにくい
  • お手入れが簡単
  • 長く使用できる(3年以上とも言われている)

「食材がくっ付きづらく、焦げ付きにくい」
まず1つめは、食材がフライパンにくっつきにくくなり、焦げ付かないということです。
これはダイヤモンドコートが、フッ素樹脂加工の一種であり、フッ素樹脂加工フライパンならではの強みを持っているからです。
フッ素加工のフライパンは、フッ素樹脂の加工を施すことによって、フライパンの表面が滑りやすくなっています。
油を使用しなくても、食材がフライパンにくっつきにくく焦げにくいのは、このためです。

「お手入れが簡単」
次に、調理後のお手入れが簡単にできるというメリットがあります。
ダイヤモンドコートのフライパンは、水や油をはじきやすい性質を持っているので、食器用洗剤を使って洗うと、簡単に汚れを落とせます。
ただし、焦げた汚れを落とすときには注意が必要です。
固いスポンジや金属のたわしなどは、層が傷ついてしまいフライパンが痛む原因となりますので、使わないように注意しましょう。

「長く使える」
最後は、フライパンの寿命が長く、大事に使えば3年以上もつという点です。
ダイヤモンド加工のフライパンは、フッ素樹脂加工のフライパンにダイヤモンドの細かい粒を混ぜています。
ダイヤモンドの粒子は非常に硬く、フライ返しなどのキッチンツールとの摩擦に強いという特徴があります。
そのため、寿命は3~5年くらいとも言われています。

ダイヤモンドコートを長持ちさせる使い方とご注意点

耐久性ではフッ素樹脂加工だけのものより優れており、とても長く使用できます。
ただ、ダイヤモンドコーティングされたフライパンや鍋にも、やはり寿命はあります。
そして、その寿命は普段の使い方によっても大きく変わってきます。

使い方が間違っていると、せっかくのフライパンもすぐに傷んでしまうので、次の3つのポイントには特に気をつけましょう。

気をつけたいポイント

・空焚きに注意する

・強火に注意し、使用後、すぐに水につけるなど急な温度変化をフランパンに与えない。

・洗うときは優しく丁寧に

「空焚きに注意する」
ダイヤモンドコートのフライパンは耐熱性も非常に高く、耐熱温度は400度以上と言われています。
ただし、空焚きで260℃を超える高温になると、樹脂塗膜に熱分解が起こり、激しい咳や喉の痛みを伴う分解ガスが発生することがあります。

通常の調理ではまずそこまでの高温になることはありえませんが、「空焚き」の場合はあっという間に温度が上昇します。安全に使うためにも、調理中にコンロから離れたりしないように気をつけましょう。

万が一空焚きをしてしまった場合は、火を消すとともに速やかに温度を下げて換気をしましょう。

「強火に注意する」
ダイヤモンドコーティングのフライパンを、強火で使用したり、使用後に急な温度変化を加えるなどしてはいけません。
調理後はフライパンの温度が下がるまで少し待っていましょう。

「洗うときは優しく丁寧に」
3つめは、お手入れについてです。
フッ素樹脂加工が剥がれるのを避けるため、表面が傷つきやすいたわしや研磨剤入スポンジの使用は避けましょう。
フライパンを洗う際は柔らかいスポンジと中性洗剤を使って、優しく丁寧に洗いましょう。

ダイヤモンドコートフライパンの選び方

最後に、ダイヤモンドコートフライパンの選び方をご紹介します。
フライパンを選ぶときに注意しておきたいことをチェックリストにまとめてみました。

一番重要なのは、自分や家族の利用シーンをきちんと想定して決めていくことです。
特に下記の3つについて、ダイヤモンドコートフライパンを選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。

選び方のポイント

・サイズを決める

・IH対応かガス専用のフライパンなのかを確認

・素材と何層あるか


サイズの目安

ダイヤモンドコートフライパンは、一人暮らし用(14~26㎝)のものからファミリー用(27~34㎝)のものまで様々なサイズがあります。
ただ、単純に家族構成だけでなく、料理の頻度や使うシーン、よく作る料理の種類によっても、適切なサイズは変わってきます。

〜18cm
・一人用の朝食おかずを1品だけつくる(目玉焼きなど)
・お弁当おかずを少量作る

20cm〜22cm
・一人暮らし(少食な人)
・ほとんど自炊しない一人暮らしの人
・小さなお子さんのいる3~4家族のサブフライパンとして

24cm〜26cm
・たくさん食べるorよく自炊する一人暮らしの人
・2人家族

※深めのものは、煮る・揚げるも出来て便利。

27cm〜28cm
・3〜4人家族

※よく作る料理が焼き物メインの場合は26cmのフライパンでも充分ですが、パスタ(具やソースを絡める場合)や炒め物など調理するものの量が多い料理をよくする場合は深さのある28cmのものがあると便利です。

30cm〜34cm
・5〜6人以上の大家族
・ホームパーティーをよくする人、大勢の来客を料理でもてなす人。

その他
お弁当をよく作る方は、卵焼き用など専用フライパンもあると便利です。


コーティングは何層が理想?

最後に。ダイヤモンドコートフライパンのコーティングが何層なのかを確認することも大事です。
一般的にはコーティング層が多いほど、コーティングが剥がれにくく長期間使用できるということになります。

なので、3層以上のコーティングが施されていて、重さは1kg以下のフライパンが比較的使いやすくおすすめです。

「フライパンは軽ければ、取り回しもよく使い勝手がいい」と思いがちですが、そうとは限りません。軽さも大事ですが、コーティングの厚さも同じように大事な判断材料になってきます。ご紹介したことを活かして、使いやすいフライパンを吟味してくださいね。

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