醤油差し比較【4】倒れてもこぼれない醤油差しはどれ? 転倒テストで徹底検証

醤油って、うっかりこぼすと後片付けが大変ですよね。
ダイニングテーブルの素材によっては染みになってしまったり、カーペットやラグなどの敷物にこぼれたり。
また、小さなお子さんやペットのいるご家庭では、誤飲なども心配ですよね。
使いやすい醤油差しを選ぶときのポイントとして、意外と「倒れにくさ」や「中身のこぼれにくさ」も重要!
というわけで、今回は醤油差しを実際に倒してみて、そのこぼれ具合を比較するという実験を行いたいと思います。
同じシリーズの記事はこちら
醤油差し比較
目次
比較する醤油差しの紹介
さて、第1回目の記事でも登場しましたが、この記事でも改めてご紹介します。
- PORLEX 醤油差し(ジャパンポーレックス株式会社)セラミック、シリコン
- 醤油差し(頂き物のため、メーカー不明)陶器
- 液たれしにくいガラス醤油差し(株式会社大創産業)ソーダガラス
- iwaki フタ付きしょうゆ差し(AGCテクノグラス株式会社)耐熱ガラス
- 調味料さし スタビアリュクス(リス株式会社)ソーダガラス
- 調味料入れ(株式会社セリア)ソーダガラス
- 醤油差し プッシュ式 タワー tower (山崎実業株式会社)アクリル樹脂
- ワンプッシュしょう油差し(株式会社IPシステム)スチロール樹脂
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
第1回の一覧にあった⑨⑩の醤油スプレーについては、特にこぼれる心配はないということで、今回の実験ではカットしています。
(ちなみに一応倒してみましたが、どちらもこぼれませんでしたので、ご安心を!)
【実験】醤油差しのこぼれ方テスト(動画あり)
これが実は、今回の醤油差しの比較実験シリーズの中で、もっとも苦労しました。
今回選んだ醤油差しは、どれも基本的に倒れにくいように出来ていて、軽く手で押しやっただけでは倒れません。
陶器やガラスなんて、うっかり間違うと割れてしまいそうだし・・・と微妙な力加減に悩みつつ、実験スタート!
それでは、実験の動画をご覧ください。
【実験結果1】陶器の醤油差しの比較結果
注目したいのは、ポーレックスのフタが外れにくいというポイント。
逆さにしても外れにくいので、こぼれにくさにも期待!
ポーレックス VS レトロな醤油差し
ポーレックス ⇒ 差し口からのみ、醤油がこぼれる。
レトロな醤油差し ⇒ フタが吹っ飛び、上と差し口の2箇所から醤油が出る。
蓋を押さえながら醤油を注ぐ必要のある醤油差しは、倒れたときにこうなるリスクを抱えているということですね。
というわけで、やはりフタが外れにくいというのは、こういうメリットがあるんだと再確認できました。
【実験結果2】ガラス製の醤油差し4選の比較結果
まずは、ベーシックなデザインの2つから。
スタビアリュクス VS セリアの調味差し
スタビアリュクス ⇒ 差し口からのみですが、ドバッと勢い良く出ました。
セリアの調味差し ⇒ 少量ですが、倒れ方によっては差し口と空気穴から出てきます。
スタビアリュクスは比較的醤油の出が良い=差し口の口径が大きめなので、こぼれるときもわりと勢いがあります。
セリアのほうは、動画撮影中はたまたま醤油がこぼれませんでした。ただ、追加で検証してみたところ、倒れたときの差し口の向きによっては、差し口と反対側にある空気穴の両方から醤油がこぼれ出ることが分かりました。
とは言え、少量しか出てこないので、こぼれにくい部類に入ると言ってよいと思います。
iwaki VS ダイソー の醤油差し
iwaki ⇒ フタが外れましたが、ほとんどこぼれず。
ダイソー ⇒ フタは外れず、ふたの中で醤油がこぼれました。
これは少し補足が必要なのですが、iwakiの醤油差しは私(uchida)の私物の醤油差しで長く使っている物のため、フタが少しゆるくなっている可能性があります。
なお、洗い桶の中で模擬実験を行った際には、iwakiの方のフタは外れず、ダイソー同様にフタの中にこぼれていました。
フタが外れる、外れないはシチュエーションによって変わってくるかもしれません。ただ、こぼれた醤油の量としては、どちらもiwakiの方が少量でした。
【実験結果3】プッシュタイプ醤油差しの評価
tower VS セリア の醤油差し
tower ⇒ こぼれず、転がらず!
セリア ⇒ こぼれず
さすがに、プッシュしたときに醤油が出るタイプなだけあって、こぼれにくいです。
(ただし、どちらも前回使用時の醤油が差し口に残っていると、1滴だけこぼれるという可能性はあります)
【まとめ】醤油差しのこぼれ方の評価
というわけで、結果を一覧表にまとめてみました。
こぼれにくさを重視する場合
液ダレの有無よりも、こぼれないことの方が重要!という方には、プッシュタイプやスプレータイプの醤油差しがおすすめです。
減塩効果もありますし、乳幼児など小さなお子さんがいたずらしても中身が出にくいので安心。
あとプッシュタイプやスプレータイプは素材がプラスチックなので、比較的落としても割れにくいというのもおすすめポイントです。
液ダレしにくさも重視したい場合
おすすめは、フタつきの上に差し口のついたタイプ。とりあえず、こぼれ方が少なく、フタがあることで衛生面も安心です。
使われているガラスの上質さにこだわるならiwaki。コストパフォーマンス重視ならダイソー(たまに空気穴の方から醤油が出てくるのはご愛嬌!)
さいごに
冒頭でも述べましたが、今回は醤油差しの意外な倒れにくさにとても驚きました。
醤油差しの形状や素材はそれぞれ異なるものの、どのメーカーさんも倒れにくいように様々な工夫をされているんですね。
一昔前の陶器の醤油差しと比べても、色々な進化とメーカーさんのこだわりを感じ取れた実験でした。
今回の記事に登場したアイテム
ポーレックス セラミック醤油差し 小(ジャパンポーレックス株式会社)※生産終了
醤油さし スタビアリュクス S(リス株式会社)
醤油差し プッシュ式 タワー tower (山崎実業株式会社)
しょうゆ差し ちょいかけスプレー(株式会社セイエイ)
iwaki フタ付醤油差し(AGCテクノグラス株式会社)※メーカー公式サイト
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編集部Uchida

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