ダストパン(dust pan)

キーワード解説
塵取りを表す英語で「dust(ダスト、ごみ)」+「pan(皿状のもの、平なべ状のもの)」という2つの言葉から成る。清掃用具の1つであり、通常はホウキとともに用いられる。掃き集めた塵を、ゴミ箱など捨てる所まで運ぶのに用いる道具。また、レストラン等で卓上のパンくずなどをすくいとる、ちり取り状のテーブルウェアを意味することもある。

塵取りの歴史
ホウキが古代には既に書物に登場していたのに対し、塵取りが登場したのは中世で、絵巻などにも描かれています。素材は板製、紙製、竹箕(み)製などがあり、形状は箕形をしていました。現代では、素材はステンレスなどの金属製やプラスチック製のものがほとんどで、形状についても昔ながらの箕形以外に、いくつかの種類に分かれています。

チリトリの種類
主な名称としては、文化チリトリ、三つ手チリトリ、片手チリトリ、鉄道チリトリなどがあります。
ちなみに一般的に「ダストパン」と呼ばれるのは、昔ながらの塵取りの形をしている「片手チリトリ」のことで、主にしゃがんで使うものを指します。
これ以外のものは業務用として使われることが多く、腰をかがめ続けなくても使えるような形状になっています。

【文化チリトリ】
長い柄を持ち上げると、自動的にフタが閉まるという画期的な作りになっています。
大正から昭和に輸入されたものや新製品の中には、「ハイカラ・舶来物・先端技術」をイメージさせる「文化○○」と名前がつくものが多くありました(文化住宅、文化包丁など)。
おそらくこのチリトリの名前もそこからきたものと推測されますが、定かではありません。
このチリトリは、移動しながらちょこちょこ掃除するときに便利です。取り入れたゴミが風で飛ばされないので、屋外の掃除にも適しています。


【三つ手チリトリ】
名前のとおり、持ち手が三本に分かれています。腰をかがめずにゴミを集める事が出来、ゴミを受ける部分も大きめのつくりなので、やや大量のゴミを集めるのに便利です。


【片手チリトリ】
昔ながらの塵取り。持ち手は一本で比較的短いものが多く、ホウキとセットになっていることが多いです。
他の物にくらべると小型でそれほど置き場所にも困りません。屋内での使用や少量のゴミを集めるのに適しています。


【鉄道チリトリ】
名前の由来には諸説あるようですが、鉄道=駅で使われていたから、という説が有力です。
持ち手部分は三つ手チリトリに似ていますが、ゴミの受ける部分がドーム状をしているのが特徴です。
一度にたくさんのゴミを集めることができ、風が吹いてもゴミが散らばりにくいため、落ち葉掃きなど屋外の作業に適しています。

ダストパン セット

今回の記事に登場したアイテム
ほうき ちりとり セット(日本クリンテック株式会社)

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リビングートマガジン 編集部

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