掃除機能付きエアコンもお掃除必須!3つの汚れポイント

掃除機能付きエアコンもお掃除必須!3つの汚れポイント

いよいよエアコンが活躍する季節が到来しました。
ところで、ここ数年「自動お掃除機能付」のエアコンが普及してきました。
「自動」という言葉はエアコンのお掃除から解放されるイメージですが、果たしてその掃除力はどこまで信用してよいのでしょうか。

そこで今回は、エアコンの汚れやすいポイントと気になる自動お掃除機能付エアコンの掃除能力からお手入れ方法までをまとめてみました。

エアコン汚れ3つのポイント

主に汚れやすいポイントが3つあります。この3つの汚れポイントを知ることは「自動お掃除機能」の掃除力について知ることにもつながります。

■ ポイント1:外部からの汚れ「フィルター」

外気から空気を取り入れる際、埃や菌等が内部に入るのを予防するため本体表面にフィルターが設置されています。
ハイシーズンはあっという間に埃が付着してしまうので小まめなお手入れが必要になる場所です。

■ ポイント2:内部の汚れ「熱交換器」と「送風ファン」

取り入れた空気を冷やしたり(冷房)暖める(暖房)「熱交換器」は、数ミリ単位のアルミフィンの間を空気が循環するため埃や汚れがフィンの間に付着しやすいくなっています。特に夏場は結露が起こりやすくなっているため、湿り気を帯びた汚れとなりカビの発生原因になります。

送風や室内の空気を循環させる「送風ファン」は、キッチンのシロッコファンを横に伸ばしたような形状でフィンの隙間に汚れがたまりやすくなっています。

■ ポイント3: 出口の汚れ「吹き出し口」

エアコンの風の出口です。熱交換器を通ったハウスダストや汚れの通り道でもあるため、汚れが付着しやすくなっています。
また、ここに汚れが付着していると風と共に室内に拡散してしまいます。

3つのポイントの掃除機能とお手入れ方法は?

それぞれのポイントの掃除機能とお手入れ方法をまとめました。
お手入れをする前は、必ずコンセントを抜いて、足場の安全を確保してから取り組んでください。

1.フィルターの掃除機能とお手入れ方法

多くの自動掃除機能とは、一定時間になるとフィルターの上を薄いヘラ(ホコリキャッチャー)がスライドして表面の埃をゴミポケットに集める機能です。

この画像は、ハイシーズン2か月使用後です。表面の大まかなホコリは取れていますが、取り切れなかった汚れがフィルター表面や周囲に溜まっています。

ゴミポケットは埃が溢れ、中身にはかなりの埃がたまっていました。
取扱説明書にはおよそ「半年に1度ゴミポケットのチェックをする」となっていますが、使用頻度によっては2か月でここまで汚れてしまいます。リビングなど毎日使用する場所は2~3ケ月に1度はゴミポケットとフィルターのお手入れをするか、汚れ具合をチェックする必要があると思います。

「お手入れ方法」

 

① 全面パネルを外し、本体にセットされた状態のままブラシ付きノズルで埃を吸引します。外した時に埃が舞い上がるのを防ぐためです。

②  取り外し、新聞紙等の上でフィルターの目に沿って再度優しく掃除機で吸引します。
目詰まり防止のため、表側を吸引します。ゴミポケット等の細かいパーツも外せるものは外してお手入れしましょう。

③ 掃除機でも取り切れない汚れがある場合は、浴室で洗い流します。
今度は裏側から、フィルターの目の間に詰まった埃を押し出すようなイメージでシャワーを当てます。
さらに汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤と柔らかいスポンジを使ってフィルターを傷つけないよう洗います。

④ 水気を拭き取り必ず陰干しします。しっかり乾いてから本体に設置します。

2.熱交換器と送風ファンの掃除機能とお手入れ方法

近年の機種は内部汚れに着目し、熱交換器の掃除に対応したものが増えています。
熱交換器を外し直接掃除機をかけられるもの、材質に抗菌コーティングしてあるもの、表面を凍結して洗い流す高機能なものまで様々です。
ただメーカー数社に問い合わせをしたところ、いずれも「汚れの付着の抑制」という機能になるため個人でのお手入れも別途必要という回答でした。

「お手入れ方法」

① 周囲の埃を吸引する

個人でできるお手入れは、フィルターお手入れのタイミングで熱交換器周囲に付着した埃をブラシ付きノズルで吸引する程度だと思います。無理にお手入れをして内部の器具の破損により故障につながることも考えられますし、湿った埃を吸引することで掃除機にも不具合が生じることもあります。

② 内部クリーン機能

内部乾燥、または内部クリーン機能を利用します。冷房後、送風や暖房機能が働き内部を高温で乾燥させてカビの発生を抑制する機能です。
殺菌はできないのですが、湿度を下げることでカビの発生を防ぐことができます。冷房運転の際は小まめにこの機能を利用しましょう。

③ 専門業者による洗浄

メーカーに問い合わせたところ、高機能機種のものであっても使用頻度や環境により汚れやカビの蓄積が生じることがあるので、数年毎に専門業者による内部洗浄は必要になってくるということでした。
ただ、高機能なものほど専門技術が必要なので費用は割高になる傾向です。

3.吹き出し口の掃除機能とお手入れ方法

ほとんどの自動掃除機能は対応していない場所です。内部から出る風の出口でもあるので小まめなお手入れが必要です。

「お手入れ方法」

① 風向パネル、吹き出し口周囲を乾いた柔らかい布で拭き取ります。モップの柄等に輪ゴムを使って取り付けると奥の方まで拭くことができます。

② しつこい汚れが付着している場合は、中性洗剤を薄めたもの(バケツ半分のぬるま湯に中性洗剤2~3滴)をつけて柔らかい布で拭き取ります。もう一度水拭きで洗剤成分を拭き取って仕上げ拭きします。
アルカリ性の洗剤やエタノールは樹脂加工に影響することがあるので、使用しないようにしましょう。

個人でできる範囲のお手入れだけでもフィルターや周囲の汚れやホコリが取れて大分綺麗になりました。

まとめ

3つの汚れポイントから見てみると、自動掃除機能付きとはいえやはり定期的なお掃除や専門業者による内部洗浄などのお手入れが必要だとわかります。
それでも汚れやカビ菌の抑制ができる機能や、本来1~2週間に1度はお手入れをするべきフィルター掃除の回数を減らせることで家事の負担を軽くできることは確かです。

自動お掃除機能はパーフェクトではないということを理解し、エアコン掃除の頼れる「お手伝いさん」としてとらえてメンテナンスしながら長く大切に使用していきたいですね。

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おそうじペコ

おそうじペコ

掃除研究家/ハウスキーピングコーディネーター2級/掃除能力検定士5級暮らしを楽しむお掃除エッセンス
ブログを中心にWEB連載や雑誌等で掃除の楽しさを発信しています。掃除が趣味!と言い切れるほどの掃除好き。お掃除は裏切りません、必要なのはやる気だけ。必ず綺麗な部屋という結果がついてきます。 みなさん一緒に掃除を楽しみましょう! 著書「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分掃除」「掃除やる気スイッチ」等