【ミニ企画】「夏に読みたい記事」第4弾♪

整理収納アドバイス企画【2】モノを減らさずにスッキリ!キッチンカウンターの整頓術

家が片付かない理由には、ご家庭それぞれの事情がありますよね。
「片付ける時間が無い」「モノを捨てるのが苦手」など…。

また、リビングのように家族の共有スペースの場合は、「捨てないで!」「ここにないと困る」なんて言われることも。

今回の企画では、自宅のカウンターのごちゃっと感に日々悩んでいる編集部Uchidaが、社内の食堂スペースにあるキッチンカウンターに「カウンターの上にありがちなモノ」(※前回の記事参照)を適当に散らかして再現し、スッキリ収納するコツを整理収納アドバイザーの柳澤さんに教えていただこう!ということで進めています。

柳澤知伽プロフィール

それでは、張り切ってまいりましょう♪

捨てずに「整理整頓」って出来るの?

そもそも整理整頓は、そこにある物を必要な物と不要な物に分けて不要な物を捨てる「整理」必要な物を使いやすい場所に置く「整頓」が一つになった言葉。
カウンターの上を整理整頓ということは、そこに不要なものは取り除かなくてはいけないわけですが…。

カウンターの上に本当に必要な物とは

柳澤さんにとっては、どういうカウンターの状態が理想ですか?

基本は「何も置かないこと」ですね[/say] なんて直球ストレートなお言葉。
思わず勢いで「ですよねー…」と言ってしまいそうでしたが、さすがに「では、これにて企画終了!」となるのだけは避けたい…。

さてどうする?…と思ったときに、ありがたいご提案が。

どういう状態を理想とするかはその人やご家庭によっても違うので、まず今回の「こんなふうにしたい」という理想(=ゴール)や目的を決めてみましょうか。

柳澤さん

本来は、
①すべてのものを「使っているもの」or「使っていないもの」に分ける
②希望に合うように収納用品を用意して整える
というように収納用品は最初から用意するのではなく、現場でよくヒアリングしてから希望に合うものを買出しに行くスタイルが多いそうです。が「これを使って収納して欲しい!」とか「今ある収納を活かしたい」というリクエストもあるようなので、今回はその設定でいきたいと思います。

というわけで、少し無茶ぶりですが下記のような条件でリクエストをしてみました。

  • 今あるものは全部「必要」と仮定
  • 収納アイテムは用意したものの中から使ってほしい
  • どこに何があるか把握したい
  • 使いやすさ(取り出しやすさ)も重視
  • お気に入りのキャラクター人形を主役にしたい
  • 見た目はなるべくスッキリと
 
シチュエーションとしては「食事(お茶でも可)する場所としても使いつつ、ちょっと調べ物&何か作業も出来て、軽いお出かけに必要なモノをおいておきたい」というコンセプトです。

色々突っ込みどころもある条件ですが、どうぞ温かく見守ってください。
――ちなみに、小道具を足すのはOK。収納アイテムは(あわよくば売れて欲しいなというオトナの事情により)予めこちらで用意したモノの中から選んでいただきます。←これが後で問題に…。

「散らかっている」の基準とは

今回は床や他の空間はあまりモノを置いていないので、それほど視覚的には酷く見えないかもしれません。
ただ、基本的に「散らかっている」とは「収納されていないモノ」がたくさんあることや、秩序がなくグチャグチャである状態を意味します。
――では今の状態は?

まず、現場の状況を改めて確認してみましょう。

必要なモノが見つからない

散らかった状態
今回この状態を作るにあたり、スタッフMさんの私物なども色々とお借りしています。

この中に、普段Mさんがちょっとしたお出かけに必要としている「鍵」「トートバック」「定期入れ」あとはハンドクリーム類なども紛れているのですが、ぱっと見つかるでしょうか?

「40秒で支度しな」とか言われると厳しそうですね。慌てて支度すると、何か忘れ物をしそうな予感…。

色んな用途のモノが混ざっている

乱雑なカウンター
ここで何をするにしても、何だかごちゃごちゃして落ち着きません。「ちょっと、どけて」と言われても、どこに?となるモノが多そうです。

今のカウンターの上にあるものは、どれも何となくそこに置かれているだけの状態。
これをどんなふうに「定位置」を決め、必要な物だけサッと出せる状態にするのか、一緒に見ていきましょう。

失敗しない収納アイテムの選び方と使い方

――作業開始から15分。
あれこれ試行錯誤されながらも、手際よく作業を終えた柳澤さんでしたが、まだ気になっている部分もあるとのこと。

では、詳しく話を聞いていきましょう。
整頓されたキッチンカウンター
さっそくですが、気になっている部分というのは

今回は、ここにあるもので「とりあえず」整理したって感じなので…。
本当は、カウンターの上段が白で、下段の天板部分がこういうナチュラルな色なので、もっとナチュラルな色に合わせた入れ物の方が合うし、収納アイテム自体も目立たなくなります

柳澤さん

なるほど、置く場所に合わせて収納アイテムの色も考えた方がいいんですね。
この濃い茶色だと、すごく入れ物の存在感が出すぎてしまって、「何か置いてある」って感じになってしまう。
これが例えば白の入れ物とかに変わると、もうちょっと控えめな感じになるし、後ろの壁・後ろの背景ともすごく調和しやすくなります

柳澤さん

普段の生活でも「SNSで話題だし、何かカッコイイから買っちゃおう」という何となくな理由や好みの色だけで選んでしまうと、部屋の雰囲気に合わないという悲劇が…(←経験あり)。

テイストや色は、買う前にしっかり「使うシーンや目的をイメージ」して選ぶことが大事!ですね。

収納アイテムはシリーズで揃えるのが吉?

「こういうモノ」を「ここに置く」って考えてから買わないと難しそうですね

最初に整理すると「ああ、だいたい入れ物はこんな感じで、いくつ要るな」っていうのがわかるので、まずはそこからですね。
今日はこのカゴ買ってきて、明日は違う箱買ってきて…ってすると、本当に(見た目が)ばらばらになっちゃう

柳澤さん

センスがある人は上手に合わせられると思うけど、あまりこう自分の中でちゃんと想像がついてないと…後で合わせるっていうのは、すごく難しいですね

柳澤さん

というわけで、改めて最初にモノを整理することの大切さが身に染みてきました。

では、どんなふうにそれぞれの置き場所を決めていけばいいのでしょう?

定位置の決め方と注意したいポイント

定位置の考え方
置き場所がいくつかに分かれていますね。これは、どんなふうな分け方を?

本当は片側に寄せた方が広く使えますが、もし食事すると想定するなら、ケトルの近くに「(マグカップなど)食事に関係するもの」はこっち側にないと不便。
でも「関係ないもの」は反対側って分けて置かないと、すぐグチャグチャになります

柳澤さん

キッチンカウンターの整理術

ということで、今回はカウンターの上にあったものを、

  • 食品に関係するもの(食べることに関係するもの)
  • 出かけるときに関係するもの
  • その他の「家の中で使うもの」(DMや文具、リモコンなど)

の3つに分けられたそうです。

最初の時点では色んなものが混ざって置かれていましたもんね

こうやって、それぞれ置く場所だけ決めておけば「片付けて」となったときに、そこに放り込むだけでいいですよ

柳澤さん

使う場所の近くを「定位置」にすることや、他の用途のものとは分けておくことが重要なんですね。よく見ると、持ち運びも簡単そうなタイプの入れ物を選ばれているので、いざというとき他の場所への移動も簡単そうですね。

物置化を防ぐ方法が少しずつ分かってきた気がします。

大きい箱は中を仕切り、中身を把握しやすく工夫する

大きい箱を収納に使う
ペン立てとかも、大きい入れ物の中に入れてしまうんですね

そのままつっこむと中でバラバラになって探せなくなってしまうので。
コップでも何でも良いので、こんなふうに仕切りを作ると、こういう大きい箱とかも使いやすくなります。

柳澤さん

絆創膏などのアイデアも面白いですよね。そのままぺラッと置いておくと絶対なくなりますからね。
小物を片付けるアイデア
改めて写真を見ると、他のものもパッと見て入っているのが分かる入れ方になっていますね。
大きい箱や深い箱を使う場合、できるだけ(中に)何があるか把握しやすように入れるのがポイントだそうです。
横向けや下に入れてしまうと、入っていることを忘れてしまいがちですからね

柳澤さん

これには、その場にいたスタッフ全員思い当たる節があったようで…。
「ハサミとか他の場所に探しに行ったり、買いに行ったり。――で、いつの間にかハサミいっぱい!みたいな」という体験談も。
置き場所や入れ物だけでなく、入れ方にも気をつけたほうがよさそうですね。

小物類の収納に便利!アクセサリートレーの使い方

アクセサリートレイ
「外に持ち出すもの」は小さめのトレーにまとめてあるんですね

それくらいの入れ物がちょうどいいですね。大きすぎると、また余計な物を入れてしまう原因になります

柳澤さん

たしかに…!
本当に必要なものだけが入る大きさを選ぶことが重要ポイントですね。
吊るす収納
そして、カウンター上に置かれていたトートバッグは、カウンター下に吊るしてあります。座る場所の邪魔にならず、かつ取りやすい位置を選ばれていますね。

今回の収納ポイントまとめ

では、ビフォー・アフターを見ながら、今回頂いたアドバイスをまとめてみましょう。
※今回同じ角度での撮影を依頼し忘れてしまい、分かりづらい構図となり申し訳ないです。
キッチンカウンターの片付け

POINT

■ まずは整理して必要なものだけにする。

■ 使う場所の近くを定位置に。別の用途のものと混ぜない工夫も大事

■ 収納アイテムは「使うシーンや目的を具体的にイメージ」して選ぶ

■ 必要なものだけが入るものを選ぶ。入れ物が大きい場合は、中を仕切って使いやすく!

■ 「あれどこ?」を防ぐために、中身がわかるように入れる

「飾る」を目的にしたモノの置き方

さて、ここからは、ちょっと番外編。
整理収納のアドバイスではなく、インテリアコーディネートのアドバイス頂きます。

雑貨やインテリアなどは、「使う」「使わない」とかでは分類できないモノですよね。
インテリアコーディネーターのお仕事もされている柳澤さんに、そういったものをカウンターに置きたい場合のアドバイスを伺ってみました。

実は今回のリクエストにも入っていた「お気に入りのキャラクター人形を主役にしたい」という条件。主役らしく真ん中に雑貨が移動したことに、気づかれましたか?

一番見せたいものを真ん中に!お気に入り雑貨の飾り方

インテリア雑貨の置き方
目立ってますね

モノを飾る場所としてカウンターを使うなら、この花瓶・ミニ観葉植物・ケトルなどは、いらないかもしれない。人形と果物だけで、すごく映えるから

柳澤さん

あまり視界に入る色が多いと視点がバラけるため、何か見せたいものがある場合は極力色を抑えることがポイントだそうです。

スッキリ見せたいって思ったときは、あまり色は入れないほうがいいですか?

入れないです。出来るだけ、カラーを使っても、ポイントで1つだけ使うとか。今回の場合、もしリンゴの赤や植物やケトルの色とかがなく白だけなら、(人形が)めちゃくちゃ映える

柳澤さん

ケトルなど出しっぱなしにして使うキッチン家電類も、真っ白のものなど色の入っていないものを選ぶと、本当に見てもらいたいものが引き立つとか。

今はデザイン性に優れたオシャレな家電が色々出ているので、新たに買うときの参考になりそうですね。

本当は食べ物も置かない方がいいですか?今回はたまたまリンゴが置いてありますが

でも果物とかって結構見えるところに無いと忘れないですか? みかんとかも、知らないうちにカビが生えたり食べ忘れたりするので。
果物くらいはインテリアとして置いておいてもいいかなって

柳澤さん

そういえばバナナスタンドとかも、よくカウンターに置いてあったりしますよね

でもそれは、しょっちゅうバナナを食べる家とかじゃないと、そのスタンドも何か違うものが掛かったり

柳澤さん

…まさに我が家のバナナスタンド。
実は多いのかもしれないですね。バナナスタンドに違うものがかかっているパターン。

リンゴやミカンなどは、かごやお皿、ボウルなんかに入れ、バナナはたまに食べるくらいなら、S字フックなどで目に入る場所に吊るすとかでも良さそうですね。

↑は柳澤さんの記事「S字フックで簡単収納!片付けが楽になる便利な使い方とおしゃれな活用法」より

おわりに(次回予告)

今回の収録を通して改めて、「収納アイテムやモノを買うときには、事前にきちんとどんなふうに使うかイメージしてから買わないといけないな」と実感しました。
柳澤さんに色々アドバイス頂いた内容を、かなりギュギュッと詰め込んでお伝えしましたが、これでも収録のほんの一部しかお届けできていないのがすごく残念!

なので次回は、「もっとカフェ風なカウンターを演出するには?」や、お片付けした後リバウンドしないためのアドバイスなど、もっと知りたい&気になる疑問について、まとめてお届けしていきますね。
カフェ風のキッチンカウンター

前回の記事
整理収納アドバイス企画【1】STOP物置き化!キッチンカウンターが散らかる原因は?