【ミニ企画】「夏に読みたい記事」第4弾♪

春の結露は台所用中性洗剤で解決!結露防止スプレーの作り方&対策方法

春とはいえ寒暖差のある今の時期は、まだ朝晩の冷え込みによる窓の結露が発生します。
また、これからの季節は花粉や黄砂対策で洗濯物を室内干しするため、その湿気が結露の原因になります。

梅雨が来ればまた室内干し・・と考えると結露対策は通年で必要
今回は結露がおきる原因と、台所用中性洗剤で作れる「結露防止スプレー」の作り方や効果的な結露の対策方法について、詳しくご紹介します。

結露は冬だけじゃない!発生する3つの原因とは?

結露の原因は様々な要因が絡みあっています。
その中でも特に私が感じる原因を3つ挙げてみました。

① 冬の気温差によるもの

空気が持てる水蒸気の量は温度が高いと多く、低い(冷やされる)と少なくなります。
冬は暖房によって暖められた室内の空気が外気近くの窓ガラスに触れることで冷え、持ちきれなくなった水蒸気が窓ガラスに結露として付着します。

② 梅雨時の湿度によるもの

梅雨の時期など季節や天候によって湿度の高い空気が室内に入り、家の中の低温部分に触れることで結露が発生します。
この時期の結露は窓だけではなく家の基礎や家具と壁の間など、窓以外の見えない場所にも発生するため、ある意味冬の結露よりも注意が必要です。

③ 室内環境によるもの

加湿器や、洗濯物の室内干し、調理中の湯気などで室内の湿度が高くなり増えた水蒸気が室内の低温部分に触れることで結露が発生します。
特に冬~春は気温差+花粉対策の室内干しにより結露が発生しやすくなります

台所用中性洗剤を使った結露対策

一番気になるのはやはり「窓」につく結露です。
様々な対策グッズがありますが、手軽に試せる方法のひとつに「台所用中性洗剤スプレー」があります。

台所用中性洗剤に含まれる界面活性剤には、水蒸気が丸い水滴になって窓に張り付く力(表面張力)を弱める力があります。
そのため水滴にならず薄い水の膜となり、蒸発しやすくなるため結露になりにくい状態を作ることができるのです。

「結露防止スプレー」の作り方と使い方

① 結露防止スプレーを作る
結露防止スプレーの作り方
【用意するもの】

  • 台所用中性洗剤 10ml
  • 水 100ml
  • スプレーボトル

台所用中性洗剤と水を混ぜてスプレーボトルに入れます。アルミサッシなどアルカリに弱い素材が使われていることもあるので中性タイプを選んでください。

基本のレシピは100mlの水に対し10mlの洗剤ですが、濃度は結露の状況によって濃くしたり重ね塗りするなどして調節してみてください。
また水道水なので1~2週間で使いきってください

② 窓をしっかり拭く

スプレー前にしっかり窓に付着した汚れを拭き取っておきましょう。また湿っていると洗剤成分が泡立ち、濃度が薄くなります。
水拭き→乾拭きで乾燥状態にしておきます。

③ スプレーして湿布する

窓の結露防止

スプレーボトルをよく振って混ぜ合わせ、窓にスプレーし乾いた柔らかい布で塗り広げます。
掃除のように「拭く」のではなく「塗る」イメージで、力をいれず軽く塗っていきます。
濃い目の液体なので泡立ったり白残りしますが、乾燥するとなくなります。

結露防止のための洗剤塗布

ガラスだけではなくアルミサッシにも塗りましょう。ガラスよりアルミの方が冷えやすいため、サッシの方が先に結露します。

④ 効果をみてみましょう

結露防止効果の比較

暖房を運転しはじめて数時間後、スプレーした右側は結露がついていません。

アルミサッシの結露

アルミサッシはスプレーしなかった方は水滴だらけです。スプレーした方の表面はやや濡れていますが、カーテンをひいて換気すれば乾く程度です。

結露防止スプレーの効果

窓以外でも玄関ドアにも有効でした。

水蒸気の量や洗剤濃度に要注意!気をつけたいポイント

水蒸気の量が多すぎると洗剤が下に流れ落ちてしまい効果が持続しません。
結露対策の注意
上の画像はスプレーしてから3日後ですが、水滴はないものの水の膜の量が増えてきています。小まめな塗り直しが必要です。
結露防止
水蒸気の量が多すぎて窓が湿ると泡立ちます。とくにすりガラスなど模様のあるガラスは間に洗剤成分が溜まるので泡立ちやすくなります。

洗剤濃度が濃いほど窓が曇り、ベタつくので窓が汚れて見えます。また汚れも付着しやすくなるので、気をつけましょう。

簡単に出来る「その他」の結露対策

その他にも少しの工夫で結露を防止する対策があります。基本は「空気を冷やさない」「空気中の水蒸気を少なくする」の2つです。

① カーテンを開けておく

カーテンを閉めると部屋は暖かくなりますが、窓とカーテンの間に冷えた空気が停滞して結露の量が増えてしまいます。
私はカーテンは締め切らずに少し開けておき、一日の最後には全て開けて窓と室内の気温差をなくした状態にして就寝しています。

春の結露対策

室内が丸見えになってしまうなど防犯上の理由でカーテンが必要な場合はドレープカーテンの中央を少し開けておく、レースのカーテンは使わずサイドによせるなど使い方を少し工夫するだけでも大分違います。
また、網戸のあるなしでも結露の発生が違います。家具がある側など結露を防ぎたい方に網戸をよせておくのも効果的です。

② 換気する

換気は湿度の高い空気を外に出し、空気を循環させ冷えた空気が停滞することを防ぎます。
湯気が出る風呂上りや食事の支度後などタイミングを考えて換気すると効果的です。
真冬など換気がむずかしい時期はサーキューレータを利用したりトイレ・浴室・キッチンの換気扇を回すだけでも空気の出口が確保できます。

③ ドライ運転、除湿器を上手に使う

花粉の季節や梅雨時の室内干しなど室内の湿度を下げるために、除湿器やエアコンのドライ機能を積極的に使いましょう。
また、入浴後は浴室ドアをしっかり閉めて換気するなど換気扇の使い方ひとつで湿度を抑えることができます。

まとめ

完全に結露を防ぐためには高断熱・高気密住宅のもと計画換気、全室暖房が理想だそうです。切ないことに理想的な住環境や設備のない家が多いのが現実ではないでしょうか。

仕方ない・・とあきらめる前に「原因」と「対策テクニック」を少しでも知っておくことで結露対策の心構えができます。今回ご紹介した方法以外にも、自分の家の構造ならではの新しい対策や抜け道が見つかるかもしれません。
暮らしやすい家づくりのために色々トライしてみてください。

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参考資料
「SuiSuiわかる結露の本」(南雄三/株式会社建築技術)