実は栄養満点!美味しい海苔の選び方と湿気った海苔の復活方法 | リビングートマガジン
【ミニ企画】「夏に読みたい記事」第3弾♪

実は栄養満点!美味しい海苔の選び方と湿気った海苔の復活方法

家庭に欠かせない食材の一つ「海苔」。実はとても栄養満点で、「旨み成分のかたまり」というすばらしい食材ってことをご存知ですか?

せっかくなら本当に美味しい海苔を、美味しい状態で食べたいですよね。
今回は、美味しい海苔の見分け方や湿気ってしまったときにパリパリに復活させる方法などについて、詳しくお伝えします。

知っておきたい海苔の栄養と旨み成分

肉や魚、野菜やキノコなど、食材にはそれぞれの風味がありうまみがあります。たとえば和風出汁の基本である鰹節にはグルタミン酸が豊富に含まれており、これはお肉や小麦などにも含まれる旨み成分。

また、しいたけやトマトなどにはグアニル酸が、魚貝類やお肉にはイノシン酸が含まれており、これらは旨み成分として私たちの食事を豊かに彩ってくれます。

さて、食べ物の主な旨み成分であるグルタミン酸とグアニル酸、イノシン酸の三種。

この三種すべてを持っている食品は実は海苔だけ。

よく考えると、ちょっと特別な食材ですよね。

しかもこれ以外に、海苔は甘味成分であるマンニトールを豊富に含んでいます。つまり海苔は「旨み成分のかたまり」ということ。世界広しといえど、こんな食べ物はほかにありません。

このほか、海苔は栄養素も豊富で、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、ヨウ素、葉酸、食物繊維や鉄分などをバランスよく含んでいます。さらに海苔の40%は良質のたんぱく質で、栄養価の高さは「畑のお肉」といわれる大豆をしのぐほど。まさに日本が誇るスーパーフードといえるでしょう。

美味しい海苔の選び方

実は海苔にも旬があった!

市販されている焼き海苔はたくさんありますが、その中でも特に上質とされているのが「一番摘み」の海苔です。
海苔にも旬と呼ばれる時期があり、「一番摘み」とは、漁において海苔網から最初に摘み取られたものをいいます。たとえていうなら「新芽」のようなものでしょうか。一番海苔を摘み取ったあと、摘み取られた海苔の芽が伸びてきてから再び摘んだものが「二番摘み」。その後、三番摘み、四番摘み……と続いていきます。
摘まれていくにつれて海苔の芽は老化していき、発育が悪くなったり固くなったりして食用に向かなくなっていきます。つまり、海苔は一番摘みが一番おいしく、値段も一番高い傾向にあるということ。「新海苔」と呼ばれるのも一番摘みの海苔ですよ。

海苔の見た目で良し悪しを判断するには、いくつかのポイントがあります。

緑がかった焼き海苔はおいしい証拠

海苔は本来、真っ黒の色ではありません。海藻ですから葉緑体を持っており、緑色なんです。海苔が黒くなるのは、緑色の海苔が結集して光を通しにくくなっているから。つまり緑色に透ける海苔はそれだけ密度が薄く、口の中で溶けやすいということ。

海苔のうまみは口の中で溶けてこそふわっと広がりますから、口溶けのいい海苔の方がおいしく感じるんです。

透かしたとき、まばらに光を通すもの

海苔を手に持って透かしてみたとき、ほとんど光を通さず真っ黒に見えるものよりも、ほどよく光を通す海苔の方がおいしいとされています。これは海苔の密度などにも理由がありますが、一番摘みに近ければ近いほど海苔は繊細でしなやかだからです。

等級の低い海苔になってくると芯が太くなり、その分密度も高くなってきます。海苔を見極めるときは、海苔の密度にも注目してみてください。

パッケージを確認してみる

市場に出回っている海苔は等級分けがされており、一番摘みなどいい海苔には大体、そのことが明記されています。ですから、商品名やパッケージのコピー等からも、ある程度その海苔の等級を判断することができます。

逆に、その海苔の売りや特徴が明記されていない海苔は、それなりの海苔だと判断してほぼ間違いありません。

ただ、初摘みの海苔は口溶けがよく旨みが強いですが、味の好みや用途によっては(たとえば海苔を使ったおにぎりなど)等級の高くない海苔の方がむっちりとして美味しいということもあります。

それぞれのシーンにあった海苔をうまく使い分けることで、ムダなく上手に海苔を活用できます。

湿気った海苔をパリパリに復活させる方法


おにぎりやのり弁などは、海苔を蒸らすことで歯切れよく美味しい仕上がりになります。
でも、ちらし寿司やもりそば、ラーメンなどのように、パリッとした海苔が欲しいときもありますよね。

実は、湿気でふにゃふにゃになってしまった海苔を、パリッとした元の姿に戻す方法があるんです!

一度湿気ってしまった海苔は、もう元に戻せないのでしょうか?

それが「ガスコンロを利用して湿気を飛ばす方法」

海苔の上手なあぶり方

ガスコンロの火は水分を含んでいるので直接炙らず、魚焼き器などをセットしてその上で海苔を左右にゆっくり振るようにして焦がさないよう炙ります。数分これを行えば、湿気った海苔もパリッとした食感を取り戻してくれますよ。

お寿司屋さんなどでは、七輪に焚いた炭火で海苔を炙るお店もあります。遠赤外線効果で、海苔を焦がさずパリッと仕上げられるためです。魚焼き器や餅焼き器などでも同様の効果が得られます。焦がさないよう気をつけてくださいね。


電子レンジやオーブントースターなどを使ってパリッとさせるのも不可能ではありませんが、これは超高難度。
というのも、海苔は湿気やすいとともに乾燥もしやすく、電子レンジやオーブントースターなどで水分を飛ばそうとするとすぐに焦げたり過乾燥になってしまいます。焦げるのはもちろん、過乾燥になっても海苔の風味が台無し。
せっかくのおいしさをムダにしないためにも、多少の手間をかけてコンロを使った方が確実ですよ。

湿気った海苔でも美味しく食べられる方法は?

海苔には先ほどご説明したように、旨み成分がたっぷりと含まれています。特に一番摘みの海苔などは、お湯に味噌を溶かしただけのものに入れてほぐすだけで十分な出汁が出て、とてもおいしいお味噌汁になるんですよ。
「ガスコンロで炙るのはおっくう」というときは、そのままお味噌汁にしてしまうのも一つの方法です。

一般的に等級の高くない海苔はお湯に溶けにくいため、お味噌汁にはあまり向きませんが、おにぎりや「のり弁」等にお使いいただくと海苔の風味と旨みが抜群のおいしい料理になります。
湿気った海苔でも十分活用できますので、ぜひお試しくださいね。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
我が家では佐賀県(有明海)産の一番摘み海苔を常備しています。主人はお酒のおつまみに海苔をそのままパクパク。息子もおやつ代わりにパクパク。本当においしい海苔って、そのままおやつにも酒の肴にもなります。もちろんご飯やお味噌汁にも大活躍。美味しい海苔を使うだけで料理のグレードがあがりますよ。

お歳暮やお中元などの贈り物にも人気の海苔。海苔をおいしく食べるコツをメッセージに添えて、親しい人に贈るのも粋ですね。
それでは、素敵な海苔ライフをお送りください!

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