あっさりおいしい日本古来の万能調味料「煎り酒」の作り方&おすすめ活用アイデア | リビングートマガジン
【ミニ企画】「夏に読みたい記事」第3弾♪

あっさりおいしい日本古来の万能調味料「煎り酒」の作り方&おすすめ活用アイデア

「煎り酒」は、お醤油代わりに使える日本古来の万能調味料です。

家庭で簡単に作れる減塩調味料としても見直されている「煎り酒」。
アミノ酸やクエン酸が含まれているため、夏バテにも効果的です。

色々なお料理に使えるのはもちろん、夏のあっさり料理にもよく合いますので、ぜひ一度作ってみませんか?

梅干しの種でOK!煎り酒はとってもエコな調味料

煎り酒は昔、お醤油がまだ高価な物だった時代に、庶民の調味料として各家庭で作られていたものです。

だから色々なレシピがあり、たとえば昆布を入れるもの・いれないもの梅干しの量が多いもの塩を入れるレシピなど、お好みの風味に調節できます。

また、飲み残しのお酒や梅干しの種を使って作ることもできるので、食材をムダにしない工夫としてもおすすめ。

ただし、日持ちはしないので数日で消費できる分を作ってください。

煎り酒を美味しく作るための材料と選び方

煎り酒の材料はとてもシンプルです。
今回は初めて試すときでも作りやすい、やや少なめの分量でレシピをご紹介しますね。

「煎り酒」の材料

    ※約80ml分
  • 日本酒(純米酒)200ml
  • 梅干し 大1個(または梅干しの種4から5個)
  • 鰹節パック 2袋(5g)
  • 干し昆布 ひとかけ(5g)

梅干しは酸っぱいものがおすすめ

梅干しは昔ながらの余計な調味料の入らない酸っぱいタイプが一番です。
「手作りの梅干しでそのまま食べるには酸っぱすぎる」なんてものがあったら、煎り酒には最適!

とはいえ、ご家庭で作るものですから、お好みで普段食べている甘めの梅干しやその種で作ってみてもいいと思います。味見をしてみて、もしも「甘すぎる」とか「塩気が足りない」と思ったら、ナンプラーを数滴入れるという裏技もありますよ。

飲み残しのお酒でもいいけれど、おすすめは純米酒

お酒は「料理酒」ではなく「純米酒」がおすすめ。
米と麹(こうじ)だけで作られている純米酒は、うまみ成分のアミノ酸が豊富です。
料理酒を使う場合は、塩や他の調味料の入っていない「料理用の清酒」ならOKです。

そして、煎り酒に使うお酒は「飲み残しのお酒」でも大丈夫。
ただし吟醸・大吟醸などはお米を磨いて作るものですから、煎り酒にするとコクが足りないと感じるかもしれません。
そこはお酒の種類によって風味が変わるのを、その都度楽しむのも良いと思います。

煎り酒の作り方と手順


1.小鍋に日本酒と昆布、梅干を入れて中火にかけます。(写真は梅干しの種を使っています)
2.沸騰したら弱火にし、5分沸かします。
※ここでアルコール分が飛び煮詰まっていきます。アルコールに弱い方は換気をしながら調理してください。
3.いったん火を止め、昆布を取り出します。

4.入れ替わりにかつお節を加え、再び弱火で3分ほど加熱します。

5.火を止め、そのまま1時間ほど冷まします。

6.目の細かい漉し網や茶こしで漉します。

7.容器に移して出来上がり。保存は冷蔵庫で1週間程度です。

いろいろな料理に!おすすめの煎り酒の使い方

煎り酒は、さわやかな酸味のある濃い出汁(だし)の味がします。
「醤油だと濃すぎるし、ポン酢だと酸っぱすぎる」とき等に、お料理に使いたい調味料。

色は薄いので、色がついてほしくない食材にも便利です。

お刺身に


煎り酒は、特に「白身のお刺身」に合うと言われています。
海老やホタテのお刺身を煎り酒で和えて数時間置く「漬け」もおすすめ。
あっさりとしながら旨みの凝縮した味わいで「和風カルパッチョ!」と呼びたい一品になります。

万能ツナドレに


ツナ缶に煎り酒を和えて「ツナドレッシング」を作っておくと、サラダやパスタ、そうめんのつけだれなど様々な料理に活用できます。

そのほかにもいろいろな料理にお醤油代わりに使ってみてください。

おすすめの使い方
  • 天ぷらに・・・天ぷらの油もさっぱりと食べることができます
  • 冷奴に・・・よく水切りしたお豆腐にかけると煎り酒の複雑なうまみがわかります
  • おひたしに・・・お醤油をかけすぎてしまいがちな野菜のおひたしも煎り酒なら素材の味をひきたてます
  • 焼き魚に・・・塩を振る代わりに焼く前にさっとひと塗り、食べるときにほぐし身にたらすのも
  • だし巻き卵に・・・塩の代わりに加えると風味アップのふんわり卵になります
  • 酢飯代わりに・・・ご飯に混ぜるとほんのり酸味がつくのでお子さん用の酢飯としても

    私が「煎り酒」を気に入っている理由

    私も以前は、煎り酒というと「なんだか高級?」「難しそう?」と思っていましたが、作ってみるととても簡単で、その上品な味に驚きました。
    お味噌汁の出汁をとるくらいの一手間で、あっという間にできあがります。

    いつも余る「梅干しの種」を使ってもできるというのも、私にとっては高ポイント。
    梅干しはおにぎりやあえ物などに、種を取って使うことが多いのですが、種にもたくさん果肉がついているので捨てられません。

    以前はそこに醤油を入れてかき混ぜ、トロリとした「梅醤油」を作っていました。でも、これはとてもしょっぱくて色も濃いため、かなり用途が限られるのが残念。
    でも、煎り酒ならしょっぱくなりすぎることがありませんし、色も濃くありません。
    とても幅広く料理への応用がきくので、とても気に入りました。

    それからは、梅干しの種がいくつか溜まると「煎り酒」を作ることにしています。

    おわりに

    出来上がった煎り酒は口が広めの醤油さし(本体はガラス・実は100円ショップのもの)に入れて保存しています。ちょっと「ひと垂らし」するときにも使いやすいですよ。
    基本的に冷蔵保存で、数日を目安に使い切るようにしてください。

    醤油よりも幅広く使える、まさに「万能調味料」の煎り酒。
    夏バテで食欲がないときにも、あっさりした煎り酒を使ったお料理なら食べられそう。

    みなさんも、ぜひ試してみてくださいね。

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