【注目の収納テーマ】子どもと収納

これで解決!洗濯をラクにする家事動線と収納場所のアイデア&おすすめグッズ

家の中には色々な「収納場所」があります。
引っ越しなどのとき、間取り図を見ながら、手持ちの物をそれぞれどの収納場所に収めるか、まず考えるという方も多いですよね。
そのなかでも「クローゼット」 と 「キッチン」は、何を収納するかがだいたい決まっています。
例えば・・・

「食材・食器・キッチンツールなど、キッチン関連のものはキッチンに収めるべき」
「間取り図にクローゼットと書かれているから、ここには服をしまうことにしよう」

――でも、ちょっと待って。
そんなふうに、最初から「ここには〇〇をしまわなければ」という常識にとらわれ過ぎていませんか?
本当にそこはキッチン関係の物や服をしまう場所として、一番適切なのでしょうか?

片づけが苦手な方の中には、一般的な「収納場所」として間取り図に書かれたとおりに収納しているのに上手く片づけられず、「やっぱり私は片づけが苦手なんだ!」という呪縛にかかってしまう方も少なくありません。

「しまい方が間違っているのかな」と、TVや雑誌で見た収納方法をマネしてみたり。
「収納が足りないのかな」と思って便利グッズを買い足してみたり。
とにかく、引き出しにぎゅぎゅっと詰め込んでみたり…

いろいろ試してみたけど、うまくいかない!!
でも。その「使いにくい!」「片づかない!」と悩んでいるのは、当たり前のことなのかもしれません。

実はその悩み、”クローゼットの場所を変える”ことで、解決できるかも!

今まで片づけがうまくいかなくて挫折してしまった方、もう一度チャレンジしてみませんか?

今回は寄せられたお悩み相談の中から実際の事例をご紹介しながら、その解決策をご提案してみたいと思います。

お悩み事例「リビングに散らかる家族の服」

ご紹介するのは、家族の衣類が片付かないことでお悩みのL様からのご相談内容。
ご本人には許可を得ているので、頂いたメールの文面をそのまま掲載させて頂きますね。

L様のお悩み

【お悩みの内容】
わが家は2階の寝室内に共用のクローゼットがあるのですが、家族が面倒くさがって1階に服を持って降りて着替えをするので、脱いだ服がリビングに放置されていることもしばしば…

ちなみにわが家の2階は、寝室と子ども部屋になる予定の部屋のみ。
1階に洗濯機・お風呂・物干し場・洗面所など、身支度や洗濯関連の設備が固まっている間取りです。

服の収納場所だけが離れているのが、そもそもの問題なのでは?という気がしてきました。

リフォームほど大掛かりなことは難しいですが、何か収納などの工夫でこの生活導線の悪さを改善できたりするでしょうか?

<住まい>2階建て住宅(3LDK)
<家族構成>夫 Lさん 子ども(3歳)

何度言っても脱いだ服が散らかりっぱなし…困ってます
収納に悩む女性

思わず「わかるー」と共感の声が沸き起こりそうな、L様のお悩み。
寝室にクローゼットが併設されているというのは、ごく一般的な間取りですね。

日々を忙しく過ごす私たちにとって、2階の寝室の奥にあるクローゼットは自宅の生活圏の中で最も遠い場所といえます。

L様のご家族のように、朝起きてまずリビングに行く。朝ご飯を食べてリビングで着替えて、パジャマがそのまま脱ぎっぱなしに・・・。
慌ただしい朝ですもの。「わざわざ階段を登って、家の一番奥のクローゼットに取りに行くのは大変」と感じているのかもしれません。

また、お子様の場合は、ママのいるリビングで着替えることが、赤ちゃんの頃からの習慣になっているという場合もあるでしょう。

家族みんながストレスなく過ごすためには?

「リビングで着替えるなんてだらしがない!」と言ってしまえば、それまで。
家族が出来ないことにストレスが溜まってしまうのならば、出来なくてもOKなルールや仕組みを作るとか!そもそも、クローゼットの配置を見直してみるとか!

――では、具体的に「家族のストレスがなくなる方法」を考えてみましょう。

家事の効率を左右する「洗濯動線」とは?

住宅関連の広告等には「家事動線抜群!」とか、「洗濯動線完備!」など、主婦にうれしいキャッチフレーズをよく見かけますが、そもそも「洗濯動線」って何のことをいうのでしょう。
洗濯の風景
洗濯は日常的に行うものです。
洗濯に関わる動線が長く不便だと、それだけ労力も大きくなってしまいます。

例えば、L様のご自宅の場合には、1階で【脱ぐ→洗う→干す】の3つの行動が完結できる間取りです。
一見、洗濯動線が整っている便利な間取りですが、洗濯動線は実はこの3つだけではありません。

洗濯動線は「しまう」ところまでを考える

先ほどの【脱ぐ→洗う→干す】よりも、むしろ、この後にやらなければならない【取り込む→畳む→片づける】の3つが、実は主婦にとってウエイトの大きい家事。

しかも、この3つの家事は、夕飯をつくるタイミングと重なるため、主婦にとっての段取り力が試されるサバイバルタイムとなるのです!!
洗濯物を畳む

片付けの悩みあるある「取り込んだ洗濯物の山」問題

”家族が服をリビングに脱ぎっぱなしにする”のと同じくらい、”リビングに洗濯ものが放置される”ことに、お悩みをお持ちの方は多いですね。

実は、私も同じく洗濯動線に悩んだ経験があるので、共感の嵐です!

わが家の場合は、1階に洗濯機・お風呂・洗面所があり、2階に物干し場(バルコニー)、3階の寝室にクローゼットがありました。
L様の間取りがうらやましい限りの「洗濯動線」が3つの階に分かれてしまっている間取り。

1階の間取り(洗濯動線)
2階の間取り(洗濯動線)
3Fの間取り(洗濯動線)
改善前の「我が家の洗濯動線

洗濯物や着替えの服をもって、一日に何度も家の中を行ったりきたり。
子どもが小さく目の離せない時期には、生活拠点のある2階から 洗濯を1階に取りに行くだけでも、ひと苦労でした。

また、洗濯物を取り込んで【畳む】ところまでは2階のリビングで頑張ったとしても、3階のクローゼットに服をしまいに行くのは、いつも後回し。
忙しい夕方の時間ならなおさらです。

少しでも楽ができて、ちゃんと片づけられるように・・・「どうしたらうまくいくか」を考えてみました。

後回しOK!負担の少ない片づけのタイミング

ただでさえ慌ただしい朝・夕の時間。
寝室の奥にあるクローゼットに行ってきちんとしまうことよりも優先すべきことがいっぱいある時間ですよね。

その結果、洗濯ものはリビングに放置されてしまいます。
ならば、後回しでもOKのルールを作ってしまえばいいのです!

リフォームやクローゼットの場所を変える前に、是非お試しいただきたい方法です。

【ルール1】たたんだ衣類は寝る「ついで」にクローゼットへ

洗濯ものを取り入れたら、一時かけポールに一旦かけておき、寝る時、寝室に上がる「ついで」にクローゼットにしまえばOKのルール。

「畳む」家事を極力減らすことを考えて、吊り収納に変更しています!
取り込んだ後は、ハンガーごとクローゼットにスライドするだけ。
洗濯動線はそのままに、片づけるタイミングと収納方法を変更して、洗濯家事を楽にする案です。

【ルール2】脱いだ服の一時的な置き場所をつくる

リビングで着替えた服を入れる場所を用意して、脱いだ服はここに入れるというルールをつくっておきます。
家族が出来る&自分のストレスがなくなるボーダーラインはどこなのかを考えてみるといいですね!

脱いだ服を入れておくかごやバスケットは、ポイっと入れても中身が見えない、大きさに余裕のある物がおすすめ。
デザイン的には、自分または使う人のどちらの目線で選ぶかを考えてセレクトします!

リビングに置いてあっても気にならないお気に入りデザインをチョイス

自分目線でかごやバスケットを選ぶなら、お気に入りのデザインでOK!
ナチュラルやカジュアルなど、インテリアに合わせて選ぶのもいいですね。

おすすめのバスケット
ざっくりした風合いのバスケットざっくりした風合いのバスケット
詳しく見る
見せる収納に!い草で編まれたオーバルタイプい草で編まれたオーバルタイプ
詳しく見る

洗濯機にも運んで行きやすいように取っ手付のデザインや移動しやすいようにキャスターがついているもの等がおすすめです。

子どもたち目線なら、わかりやすいデザイン・色を

いくら子どもたちのためにかごやバスケットを置いても、使ってもらえなきゃ意味がありません。

子どもたちも自分から喜んでかごに入れてくれるように、子どもたちの好きな色やキャラクターデザインなどのかごを利用するのもいいですね。
かわいいキャラクターなら、お片付けもわくわく!

ちょっと背伸びしたいお年頃の小学校高学年の男の子には、大人デザインのかっこいいデザインも効果的ですよ。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

おすすめのバスケット
プーさんのかご棚にも便利。スタッキングできるカゴ
詳しく見る
オトナっぽいかごオトナっぽいかご
詳しく見る

放置は厳禁!きちんとルールを決めておこう

一時的な置き場所として、かごに入れた「脱いだ服」ですが、そのままずっと放置しないようにしましょう。

  • 洗顔や歯磨きをする「ついで」に洗濯機前まで運ぶ
  • リビング近くにかごを置く定位置をつくって、帰宅後そのルームウエアをまた着られるようにしておく

など、ライフスタイルに合わせたルールを作っておくといいですね!
一時的な服の置き場所

子どもと一緒の寝室は「ついで」の行動が難しい・・・?

ちなみにわが家の場合ですが、寝るついでに寝室クローゼットに服をしまおうと思っていても、子どもが寝ている横で物音や明かりをつけるのが億劫になり断念してしまいました。
タンスの上に服が溜まってしまう事態にーーー。

「ついで」にしまえるということはよい案でしたが、子どもと一緒の寝室ということが、思っていた以上に影響を与えていたことに気づきます。

そこで、今度は「ついで」に行動をしやすい場所にクローゼット自体を移動できないか考えてみました。

クローゼットの「ベストポジション」を考えよう

クローゼットに服をきちんとしまいたい!と、片づけのが楽になるように収納方法を工夫したり、片づけるタイミングを変えてみたりしてもうまくいかなかった場合にはどうしましょう。

それでも服をしまえない理由があるのなら、”クローゼットの場所を変えてみる” ことで上手くいくこともありますよ。

家族みんなが使いやすい「ファミリークローゼットの位置」は?

わが家の場合は、1階にファミリークローゼットスペースをつくりました。
洗面・お風呂場がある1階なら、夜「お風呂に行く時についでに服をしまう」ことも、朝「洗顔をするついでに脱いだ服を洗濯機に入れに行く」こともできます。

 

ですが、すでに生活をしている自宅空間にこのスペースをつくるのは至難の技!!
「そんな場所ない!」と頭を抱える前に、間取り図を見てみましょう。

家事動線の改善(間取り図)

わが家の場合は「お風呂に行く時についでに服をしまう」通り道(動線上)の廊下収納がベストな位置でした。

この廊下収納は元々、洗い替えのカーテンやラグ、いただき物のタオルストックなど、なんとなくどうしていいかわからない物であふれているスペースでした。
まずは必要なものだけを場所の空いた寝室のクローゼットなど、それぞれ適切な場所に移動しました。それから空になった廊下収納の棚板の高さなどを変更して、クローゼットとして使えるようにカスタマイズしていきました。

簡単なクローゼットスペースの作り方

ここからは、簡単な収納スペースの作り方をご紹介します。

引き出しの代わりに、バスケットを利用

可動の棚板が設置されたわが家の廊下収納。
この棚板にバスケットを入れ込んで、引き出しとしても使いました。
バスケット収納

ハンガーポールがないなら、DIYで取り付ける

わが家の収納には、十分な奥行きがなく 扉を閉めるとハンガーが引っかかってしまいました。
クローゼット用のスライド式ハンガーポールを棚板に取り付けることで吊り収納できるようにDIY!

吊り収納DIY
しわが気になるシャツやスカート、かさばるパーカーなどは吊り収納。
それ以外はたたんでバスケット入れてカテゴリーごとに管理しています。

奥行きがしっかりと確保できるスペースがあるのなら、つっぱり棒を利用してもいいですね。

場所が狭いなら一軍だけ

もともとクローゼットのスペースとしてつくられたスペースでない場所。
全ての服をここで管理するのは難しかったわが家は、スペースの広さに合わせて、一軍の服だけを管理していくことにしました。

シーズンオフや使用頻度の低い服は本来のクローゼットで管理します。

お部屋のなかにクローゼットスペースをつくる

リビング隣など家族共用で使っている部屋(またはリビング)の片隅にクローゼットを作り込んでしまうのもひとつ。
簡易クローゼットスペース

例えば、先ほどのL様の事例のような場合にもおすすめです!
リビングで着替えたり脱ぎっぱなしになる学校の制服やお仕事着だけをハンガー掛けしておけるような小さなクローゼットスペースをつくってしまわれてはいかがでしょうか?
ハンガーポールの下に棚板があるので、棚板の上に脱いだ部屋着を一時置きするかごを設置したり、帰宅後ランドセルを置く定位置としても使えます。
ハンガーポール

床置きがなくなれば、リビングがすっきり

脱いだ服も明日着る服も、持ち帰った鞄も、リビングになんとなく置かれてしまいがちなものも…まとめて置ける定位置をつくってしまうことで、床置きがなくなります。
そうすれば、リビングがわずかでもすっきりとした印象に変わるでしょう。

「もっとすっきりとしたい!」という場合、またスペースに余裕がある場合には、間仕切り式のクローゼット家具を設置して部屋の一部をクローゼットにする方法もありますね。

条件に合わせて収納場所をつくる

「ご家族の動き」、「何が1階にあればいいか」、「収納スペースの場所・広さ」
いろんな条件がある中でも、収めるものの量や収め方・DIYでひと工夫したり、収納用品を利用することで、リフォームまでは大がかりにしなくても、片づかないストレスを軽減することができます。
スペースに応じた収めるものの量に調整しながら、わが家の快適クローゼットスペースへと完成させていきましょう。

間取り上は、 ”クローゼット” と書かれていない場所だとしても、ご家族みんなが「使いやすい!」と思えば、そこはわが家のクローゼットになります!

まとめ――「服の収納場所のつくりかた」

各ご家庭によって、家族構成も年齢も間取りも違います。
持っている服も、洗濯の頻度や洗い方、ご家庭ごとのやり方があるでしょう。

今回は、L様のお悩みやわが家の場合を例にしていますが、【着る→脱ぐ→洗う→干す→取り込む→畳む→片づける】と言う洗濯動線の中でも、一番ストレスに感じる・大変だ!と思うのは何かをまずは明確に。

  • 着替えしやすい場所に毎日使う物だけを置く
  • 脱ぎっぱなしにならないように、「一時置きかご」を設置する
  • 干すのが面倒なら、しわにならない洗濯もの(タオルや部屋着など)は洗濯機の乾燥機能を活用する
  • 【取り込む】【畳む】のが面倒だというのなら、畳まなくてもよいように「吊り収納」を取り入れる
  • 「”ついでに片づけられるタイミング” に片づければOK!」というルールにする

など、解決策は山盛り!
わが家ルールをつくって、家族みんなのストレスが少しでも軽減できれば最高ですね。


こちらもおすすめ
「捨てる」前に知っておきたい!自然と片付く家のつくりかた